焼却炉の仕組み |
クスクス焼却炉は負圧の(引っ張られる)空気を利用した焼却炉です。[特許取得!]![]() 上図のように、ブロアー【E】が空気を送ると、吸引空気取入口【A】より空気が取り込まれ、炉内はゴミの間を通って負圧の空気が流れます。 常に炉内の空気を吸い出すことによって、空気の流れは止まらないため、ゴミの下部からどんどん燃えていくのです。これはタバコを吸ったときによく燃える原理と同じです。 【A】 吸引空気取入口 【B】 酸化燃焼800℃以上 【C】 蒸し焼き300~400℃(還元雰囲気下) 【D】 ガス化室(還元雰囲気下) 【E】 ブロアー 【F】 燃焼室用バーナー 【G】 エジェクター方式による 【H】 煙突〔排気筒〕 【I】 外気へ |
半乾留負圧焼却方式の利点 ■ゴミを炉内いっぱいにギュウギュウ詰めができるため、連続投入の必要がなく、手間がかかりません。 ■最小限のエネルギーで燃やせるので、ランニングコストや環境負荷が減らせます。 ■酸化燃焼で800℃以上、燻燃(低酸素燃焼)で300~400℃となるため、ダイオキシンの発生が抑えられます。(ダイオキシン類測定100%クリア!) ![]() 一般的にものをよく燃やしたいときは、酸素を増やすために空気を送り込もうと考えます。これは加圧の(押される)空気です。 しかし、ブロアー等によって焼却炉内へ強制的に空気を入れる方法は、ゴミの表面はよく燃えますが、ゴミの中にまでは空気が届きにくく、ゴミを入れすぎると燃焼は進みません。そのため、ゴミを少量ずつ投入していく必要があり、管理は面倒です。 また、燃焼しているゴミ上部の空間は酸化燃焼で300~500℃になるので、飛散したばいじんがダイオキシン発生の原因となってしまいます。 クスクス焼却炉は負圧の空気でゴミを燃やすという、あるようでなかった画期的な焼却炉なのです。 |
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